マッチング

 

みなさん、出会ってますか?

マッチングしてますか?

 

そんな私の始まりは去年の11月。

久々に会った友達とご飯を食べていたときのことだった。

私「最近どう??いい男といいコトしてる?」

友「近況の聞き方キモすぎ……最近はというと、マッチングアプリで男と出会いまくってるよ」

私「えっ?!?!?!?!ま、マッチングアプリ?!?!?!?!いわゆる出会い系?!?!」

友「そーそー!こんな感じで、かっこいい人すごいいるもんだよ」

私「…ほお…まあ!私はやらないけどね!!!!」

 

などとクソみたいな意地を張っていましたが、帰ってから即登録しました。

 

最初にやったマッチングアプリはタップル誕生。

私にイイネしてくれた男を私が良し悪し判断し選別するという。そしてお互いイイネして両思いになったらマッチング!メッセージできます!みたいな

(のちに出てくるアプリもほぼこんな感じです。)

ま〜〜〜〜モテない私からしたらね、ホイホイのホイですよ。

星の数ほど男はいるって、マジのマジの大マジじゃん!!!!みたいな

 

承認欲求満たされまくり

「かわいいね」「大人っぽいね」「かわいいね」「カツ丼」「かわいいよ」「本当に可愛い」「かわいいね」

とかって言われまくり。普段言われたことないこと言われまくり。

 

このタップルで出会ったのは、2人の男!ライン交換したのは5人。

 

1人目のたかし。

最初に来たメッセージが

「天使とマッチングしちゃった👼」で、

うわっ、何この人、カッコいい

って思ってしまったよね。お気付きの通り!私はクソ大バカです!!

医療系の仕事に勤めてるタカシは関西出身の28歳。うわ、関西弁か〜〜。しかも医療か〜〜28か〜〜かっこいい〜〜

ってなってしまった。…今思うと、どの辺がかっこいいのかわかんねえ

「王子とマッチングしちゃった♡」みたいなクソバカオニキモな返事を返し、即会う約束を取り付けた。上野の焼き鳥屋でご飯を食べることに。寒かったな、あの日…。

なかなか待ち合わせに来ないので、電話をかけた。走っている様子の彼に愛おしいとまで思ってしまった。(バカ)(死にたい)

 

たかし「今どこにいる?俺ビッグカメラの前!」

私「え!そっちの方ですか!?じゃあそっちまで向かいます!」

たかし「なんか目印ある?どんな格好?」

私「赤いバックです」

たかし「あ!おった!」

 

 

 

 

 

ん?????えっ????どこ??????

まさか…???あれ???あの人???

いや…ちっっっっちゃ!!!!!!!!え?なに?間違えた?人間違えた???たかしじゃなくてチャオズと待ち合わせしちゃった???

いやいやいやいやいや、おかしくない?サイズ感。サイズ感やばくない?なんで???

写真、すげ〜〜!!!!!!!!

背高く見えたもんね!だって!すごく!

うわ〜〜やられちったなあ、チャオズだもんなあ。天さんくらいのサイズの人来て欲しかったなあ。

 

たかし「ほな行くか!」

関西人ってほな行くかって本当に言うんだ

…もしかして、エセなのかな?…チャオズは標準語だし…。

 

焼き鳥屋は駅前すぐ。

小さいエレベーターに乗り、お店へ。

 

前を歩くたかし。

背中、ちっちぇ〜〜。バッタかな?

バッタなのかな〜〜…。ちっさいなあ…。としか思えなくなってる私。

飲みの席ではどんな話をしたかと言うと、お互いの姪っ子甥っ子の自慢話とか、元カノの話とか。

もうね、一言でいうと、クッッッッソキモい

つまんないのもそうだし、クッッッッソキモかった。

「面白い俺、どや?」がガンガンに伝わる。

表情筋鍛えられすぎて5回りは顔小さくなった。

「取引先のお偉いさんにスマホのやり方教えたらさ〜〜、70歳やで?!それなのに、スマホの履歴にデリヘルとか入ってんねん!おじいちゃんなのにめっちゃ元気やん!てかスマホ使いこなせてるやん!的な!めっちゃおもろない?!?!」

「あははははは〜〜おもしろ〜い!【死】」

って感じだった。

どういう人がタイプかって話した時も

「さっきのおじいちゃんの話で笑わなかったりとか、ツボ合わない人かなあ」

って堂々と言われたけど…いや、ツボ合わないとか…そういうことじゃなくない?なんか…ほら…気づいてないみたいだけど、お前ってさ、純粋につまんねえから…。

 

下ネタ話してたときも

「自分、めっちゃドMやろ?なんか伝わるもん」って言われて。

ビンタされたり、つねられたり、水を無理やり飲まされるのとかが大好きなので、ドMなことに間違いはないんだけど。

「そうかもー」みたいに言ったら

「頭抑えられるのとかめっちゃ好きやろ?」ってドヤ顔で言われて、いや、なんていうかさ、ちょっと待って、…お前にはねえよ?!?!一切そういう気持ち抱かねえよ?!?!なんなの?!?!さっきから!!!!バッタが喋ってるけどよお?!?!なんなんだよ!!!!

 

まあそんなこんなで、2時間半くらいかな?めっちゃ食べて、身体的にも精神的にもだいぶお腹いっぱい。いよいよ帰る時に露骨に財布を出して「トイレ行ってくるな!」ってお支払いをしてくれたんですよ。そこだけが本当にかっこよかった。ありがとう!!

 

レジ通り過ぎる時、白々しく「え?払っておいてくれたのお?!いくらだった?!払うよ!」って言ったら「ここの店、顔パスやねん」って…

え?…あー…なんつーか…うん…ありがとう…。顔パスなんだ、ここ。へえ…。てか、顔パスって、意味わかる??なんかほら…入るのに予約とかいらないみたい意味でさ、顔パスでもお金は払うから……。あ、それと、レジにお金渡すの、届いた?身長。よかった…うん…ありがとう。

 

そしてそして、事件は起きましたよ。エレベーターで。言い換えると、現場で。青木俊作の言う通りだよ本当に。会議室で事件は起きないね、現場で起きるね、本当。

もう、こう、スッと後ろから近づいてきて、耳元で「いい匂いする…」と言われましたよ。身長を生かしたアプローチ!全然気配感じなかった!あはは!気持ち悪いんだよ!チャオズのくせに!

うわって言っちゃったもんね。もう。

スルーっと手を繋がれて、「どこ行く?」と。

 

ここからの流れを要約すると、

俺ん家に一緒に帰ろう。そして次の日の朝一緒に出ればええやん?ということでした。ここのやりとりでもう40分。おかしくない?

おめーとエッチなことするくらいだったら泥水飲むわボケ!!!!と思いつつも、やんわり断って帰ってきました。

 

バカキメェ〜〜!!!もう騙されねぇ!!!

バッタチャオズ、お前のことは忘れねえよ!

 

 

次回の男性は〜〜!タトゥーバンドマンゆうき!高身長!しかし、短髪に見えた彼、実は緑髪のロン毛だった!!どうなっちゃうの〜〜?!?!?!?!